資格名
英語名: Test of World Heritage Study
正式名称: 世界遺産学検定
資格の種類
民間検定試験
主催者
世界遺産アカデミー、後援: (社)日本旅行業協会ほか
※「世界遺産アカデミー」は、ユネスコの世界遺産の啓蒙活動を通して社会に貢献することを目的に活動する特定非営利活動法人。
資格試験の概要
「世界遺産検定」は、人類共通の財産である世界遺産についての知識を拡充し、理解を深め、学んだことを社会に還元し、啓発と保全活動の輪を広げることを目的に2006年に始まった検定試験。正式名称は「世界遺産学検定」。検定試験を通じて、世界遺産への理解度や習熟度を基礎から専門分野まで総合的に評価可能。受検者は約3万人で、4級からマイスターまでの5つの級があり、年に4回実施されている。
試験内容
試験では単なる遺産の知識だけでなく、遺産同士の関係や共通点、遺産の背後にある歴史、地理、人物、現在の課題など、「大きな流れと枠組み」を理解できる。受検者数は年々増加し、2017年には延べ18万人を超えた。
試験級とおすすめの受験対象
- マイスター: 世界遺産への積極的な取り組みを望む方に
- 1級: 世界遺産を深く理解したい方に
- 2級: 世界遺産や地歴の知識に自信のある方に
- 3級: はじめて世界遺産を学ぶ方に
- 4級: 世界遺産に興味や関心をもつ方に
級別の出題レベル
- 4級: 世界遺産の見方を知り、日本を含む世界の有名な遺産を通して世界の広さを学ぶ
- 3級: 世界遺産の理念を理解し、主要100物件の過去から現代までを歴史の流れの中で理解できる
- 2級: 世界遺産の理念を理解し、主要300物件の過去から現代までを歴史の流れの中で理解できる
- 1級: 世界遺産の理念を理解し、全遺産の過去から現代までを歴史の流れの中で理解できる
- マイスター: 世界遺産に通じる価値を理解し、自分自身の意見を述べることができる
合格率・資格難易度
- 1級: 「B」 普通
- 2級: 「C」 やや易しい
- 3級: 「D」 易しい
【資格の難易度レベル】
- 4級は入門者レベルで、公式テキストや過去問を丸暗記することで合格可能。
- 3級、4級も同様に公式テキストや過去問の丸暗記で合格が可能。
- 2級は公式テキストの「基礎知識と日本の世界遺産」を徹底的に勉強し、世界の遺産の過去問も学習が必要。
- 1級は難易度が非常に高く、暗記だけではなく日々の理解を深めながら学習が必要。
合格率:
- マイスター: 44.8%
- 1級: 20.1%
- 2級: 41.1%
- 3級: 76.5%
- 4級: 78.4%
受験対象と学習法
受験者層は20代から60代後半まで幅広く、学生の受験者も増加している。受験対策には、世界遺産アカデミー監修の公式テキストブックが効果的。2級、3級では広く浅く、上級へ進むにつれて狭く深く学習が必要。また、旅行業界での評価も高く、世界遺産の知識にTOEICや添乗員資格を組み合わせると有利。
解答速報
受験生の皆様お疲れ様でした。こちらの記事では試験の解答速報の情報をまとめした。まだ発表になっていない場合もございますが、その際はしばらくお待ちください。